あまりに激務である。
獲ったと喜んだのは僕じゃない。
取り敢えず作り終えるまでの日々は(ひとつ)終わった。予定外、想定外の毎日。久々に出社の足が重く、初めて胃が震えるのが分かった。
自分の処理能力が決して高くないのは間違いないが、では誰がやったのかどうしたらよかったか(この状況で)。考えずに走ればこうなるのは当然とは結果論だけではあるまい。空論vs能力。
何度もてっぺんを越え、何十回何十箇所電話したか。あのプレッシャーと緊張感。そして終えてみれば、愕然とする低評価…。日々行き交うメールに泣けてきた。これだけのことをしても、こんなことを言われるのか。仕事ってなんだ。
そして。次は実行に向けるが、前回あんなに楽しかったこの事業が…いっぺんに真逆になっている。こんなことになるんだと…。
脆弱な仕組みと安易な仕様が掛け合わされると悲劇しかない。経験にも成長にも、ましてや収入にもならないなんて。
ああ、こういうことが世の中たくさんあって、こういうことで世の中支えられてるんだな。その気づきだけが唯一の収穫とでも言う他ない。
そして、まだまだ続くんだと思うと、
果てしなく黒い。