半山越えた三連休（いや本当は火曜も有休だし、2日有休潰してるし）なのに、空模様が怪しい。昨日も役員会の途中でアラートが鳴って叩き付けるような雨が降った。それでも帰るときには止んで、ほっとしたのだが。
今日も回覧作ったり庭の砂利（追加の30kg）や除草剤買って撒いてたらあっという間に15時半…それでも今日しかないんだとインナーとキャップを濡らし強引に出る。
行き先はそれこそ強引に残ってた宿題の千屋～新庄間（この時間からだぜ）。何となく元気なエンジンに期待し快調に北上。
ところが慌てるとよくないな。折角高梁のセルフに寄りたまたま持ってた割引バーコードを読ませたのに、盛大に吹きこぼしてしまいたったの1.2Lの給油に使ってしまった…。反面こぼれたのはかなりの量。慌てて拭きまくる。怖いが、揮発するから大丈夫か。
とにかく千屋で一度引き返してるのでそこまでは淡々と距離を稼ぐ。が、何とか大丈夫な予報とはいえ昨日のこともあるし、高梁からは少々重い雲が出てきた。そして時折パラつく。ああここまでかと思ったが何とか我慢。そしてなんと新見で晴れ間が見え始めた。気温も25℃前後。
千屋。信じられない位神々しい晴れ間だ。大体崩れがちなこの辺ではこの時間この明るさは奇跡的とさえ。
そして県境である難所、明地峠を越える。
ここまで来るのも久しぶり。そして雲海。
181に合流、一路東へ。それにしてもずっと晴れ間と霧が続く。この非日常感、長旅に出ているかのよう。すべてを忘れられる。
金持神社を通り過ぎ、また難所四十曲へ。ここさえ越せば新庄。やっと宿題が繋がるぞ。
道の駅は当然閉まってるから、ホットコーヒーを。そう、インナー＋ベスト＋エルボーガードだけなので段々風が疲労になってきた。そしてここでレインの上を羽織る（タイチのDryMaster。いつのだよ）。快適。
今日はまったく疲れない。いいぞその調子だ。達成感と安心感。安心…それは明日も休みなのと、取り敢えず半山越えたのと、まだ明るく青空がその向こうに見えるからだ。
181を南下しK32、K84で北房まで来た。ホントに今日はこの1150GSが元気である。スーパートラップでも付けてるかのような歯切れのよさ。
しかし流石にここで既に19時前となり高速に乗った。一気に倉敷まで下ろう…としたのだが、何だか魔が差して有漢で下りる。
どうやら、かなりの雨が来た後のようだ。幸運それとも、その先にまだ？
とは言えこうして見ると、知らない町の旅の途中の朝のよう。テントを撤収し旅を再開したあの時のようだ。
しかしそれ以上崩れることなく、そして180に出ると路面はまったくのドライ。有漢、もしくは吉備中央あたりだったか、しかし有漢川にはかなりの濁流がうねるように流れていてぞっとした。
帰宅はなんと20時過ぎ。230kmをあんな時間から走り上げた、何もかも忘れての宿題走の巻。
