今日はどうしても出たかった、などと毎回言ってる気がする。
企画がひとつ壁に当たってて、明日急遽ミーティングになったり、またやな雨が来るらしいし、走れる時に走っとかないと。結局宿題走(現実逃避とも言う)なんだけど、ちょっと距離行っときたかったのだ。
それと、母が先日までクルマで九州を回ってきてとてもよかったと、阿蘇の写真や黒川温泉、久住高原のパンフレットを持って来た。自分で運転してはないようだが、その歳でその行動力に背中を押される。
ざっと地図とスマホでシミュレーション、西粟倉行きと決定した。ジャケットは一瞬メッシュと迷うが、30℃行かない予報を信じてコミネのアドベンチャーをベンチレーション全開で行くことに(下はライディングデニム、ここんとこずっと)。
まずは美作付近を目指し下から攻める。山陽インターまで高速に乗り、ネオポリスを抜け美作岡山道路、484、374と一気に北上。道の駅彩菜茶屋で休憩。
毎度恒例になったソフトクリームはいちご。バイクまで持ってくるだけで溶け始める。いちごが濃くて美味しかった。
ここは全然いい画が撮れないが。
K51を北上し429に合流。この429の美作市河内以東を走るのが今日の目的のひとつ。大原で373に入り、以前来た時は志戸坂峠道路を使ったので、一般国道を使って県境の志戸坂峠までを北上する。
373沿いはそのまま智頭急行沿い、大原駅に寄る。
6月の鯉のぼりに映り込んで。
さらに走ってると目を引く建物があった。
道を挟んで右側にある村立の保育園と左側にあるあわくら会館。すごいな、流石西粟倉村。あわくら会館は図書館が一緒になってるようだが、いったいこの辺りの暮らしというのはどういうものなんだろうと、子どもを連れたクルマの出入りを見ながら思った。最近は歳のせいか、走りながらいろんなことを考えるようになった。村民のための施設というのが本当に素晴らしい。
志戸坂トンネルを抜けたところ。北はここまで、ここからは南下するので373をUターンする形に。
ふと見ると智頭往来の文字。これだけ立派な道が交差する現代のここからすると見逃しそうな1本の地道だが、かつて参勤交代で使われた鳥取城と姫路城を結ぶ道。うーむ。歴史が面白く感じられるのもようやく最近のことだ。今まさにここにあるこんな道を、当時はどんな思いで歩いたのか。
道の駅あわくらんどで水分補給。
さらに下ると、いちいち目に止まるのがここ西粟倉村。いろんなものを兼ねてるが商工会でもあるのか。へえ
あとBASE101%見かけたけどおしゃれだったな。
大原まで下ると、再度429を東へ走り、今度は東のゴール、兵庫県境の志引峠へ。狭路になる前にと峠で引き返したが、429はこの先もずっと続いていてほぼおすすめルートのマーカーがしてある。
さてここからは帰路だ。今日は429、以前は373でここまで来たので、帰りの選択肢は間をとってK5。宮本武蔵生誕の地なので至るところに宮本武蔵、ということで智頭急行・宮本武蔵駅。ここは小綺麗に整備され銅像や休憩所が雰囲気あった。(少し手前にあった武道館もすごい形してた)
ここからがもう一走り。K5を下ると179に接続し、来たときの374には戻らず373を南下。佐用、上郡と通り2号線に出た。これをあとは西に向かうのみ…だったが、走り倒そうと思い、岡山に入ると備前からはブルーラインを経由。ここまではよかったが、再び2号線に出ると渋滞が。大規模な工事はいったいなんのためなんだ?という位動かなく、今日一日の余韻が嘘になってしまいかける。帰りの2号は通るべきじゃないな。
でも目的は全部潰すことができて充実の一日。しかし考えたなあ。少しだけ遠くに来て、キョロキョロと見回しながらうろつくと、どこまで行っても人の暮らしがありどこにも立派な家やおしゃれな家があり、しかしどんな暮らしかは想像もつかなかったりここからどこに買い物に?どこに病院は?などと想像してしまう。興味は尽きない。そんな久々の300km。美作市がとても広く感じた。
前半、少し拡大
後半、少し拡大