コシトタニマトマルイスト

やっぱり旅に出たいCW/CD系会社員の、すべて独り言。

コロナになった話

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久々の更新。実はコロナに感染していた。スイスに住む姉は複数回罹患したらしいが、家族では家内(今年1月に罹患)に続いて3例目。これ書いてる今日(9月9日土曜日)現在、症状が峠を超えたので、簡単に振り返っとく。まだ全身だるいが。

 

まず9月1日先週の金曜夜、社内で数年ぶりに全社員が集まる懇親会があった。バイキング形式での食事で二次会にも参加せず帰ったものの、ちょっと無防備にしゃべり過ぎたかなと後になって思う。

毎年恒例の行事でコロナ発生後初めての開催。会社も世間も、コロナが収束しつつあるのか増加傾向にあるのか、はっきりいって両極端に捉えていた。思えばこの時かなあ…。(それでも会はものの2時間程度)

 

翌土曜日は自宅の15年点検に立ち会い、勢いで庭の草取り、ついでにバイクも乗った。点検に来た住宅会社の方もマスクはしていたし、バイクもくめなんまでひとり旅。思えば元気だったのはここまで。

ただ翌日である。いつもなら、ものの数時間でも土日両日とも走りに出るのだが、この日は少し引っかかった。何がどうってわけではないのだが、「嫌な感じ」がして乗るのをやめたのだ。猛暑が続いていることもあり、仕事がヤマになる来週に備え、代わりにウェイトを持って公園まで歩いた。(嫌な感じはうまく言えないが、熱があるわけでも咳が出るわけでもなく、しかしその僅かで確かな前兆を自覚しつつあった。紙一重

 

で、その日の晩(正確には日付が変わった月曜の朝方)、明らかな「喉の違和感」を覚え目覚める。口中にたまった「ねばねばした透明の唾液」を吐き出す。これは何かの前兆か。ググると「気管支に炎症を起こしている云々」らしく、普通ではない感じ。

そして朝(9月4日月曜日)になり、喉の痛みと全身のだるさを覚え、会社に休む旨を伝える。どうやら同じ職場のFさんも同じような症状で休むらしい。こうなるとやはり共通の原因(懇親会)か?

ただ熱はまだ37℃。かかりつけのクリニックに電話すると、夕方4時に来て院外で待機してくれと指示。これまで5回ワクチンを打ってきたが、結局ワクチンはワクチンでしかなく、世の中運でしかない。まだわからないが。

出るまで時間があり、熱も38℃近くになり頭痛もしてきた。残っていた、手持ちのカロナールを飲む。

 

クリニックへは自転車で5分程。西日が暑く、着いて外で待つのは大変だった。時間になり、駐車場から院内に電話。状況等伝えてさらに待つ。そして完全防備に検査キットを持ったスタッフが来て、鼻の奥へ長い棒を差し込む。うっ。瞬間的だがなかなかきつい。結果が出るまで20分程がかかるというので、一度水分を摂りに近くの自販機を探しに出る。この間の出入りも病院に逐一電話をして報告。しんどくて、面倒くさいと感じるのが精一杯。

そして電話が鳴る。「…残念ながら陽性でした」「あ…そうですか」。この後の薬とお金の受け渡し方法、隔離期間、家での注意点を説明され、検査の瞬間以外一度も対面になることなく、診察を終えた。

 

血圧が高くて毎月このクリニックに通っているのだが、処方されたのは風邪薬3種とカロナール。会社に伝え、ゴロゴロとする日が始まった。この日はまだ動けたものの、翌日からは全身の倦怠感、喉痛・頭痛に悩まされる。何もできない。仕事で大変な週だったのだが、もはや何もできない。考えることも無理。

とはいえワクチンとカロナールのおかげか、聞き知っていた「味覚障害」「焼けるような喉の痛み」「39℃以上の高熱」は一切なく、インフルエンザやアデノの時のような、いかにもウイルスがもたらす全身症状の屋や酷い版というのが近い。

 

5日火曜日、38℃前後をうろうろ。だんだん喉の痛みと頭痛が嫌になってきて、これがさらに数日続く。

父親が見舞いに来てくれたが部屋まで来たので、慌てて出ない声で早く帰ってくれと言ってしまった。が仕方ない。隔離期間中だ。高齢の親に伝える選択肢は多くない。

一方で、実は食欲は最初からあった。また毎日ユンケルスパークを飲んでいたものの、元気になるという実感は遠く、「しんどい」日々だった。

 

やっと安定して37℃台を切るようになったのは、8日金曜日になって。頭痛もなくなりカロナールも要らなくなった。週明け出社する旨会社には伝えたが、正直追いつける自信はない。頭が回るのだろうか。

いやそれより…

仕事、会社について、安心して休むということ、しなければいけないこと、やるべきこと、そんなことをぼんやりと考えた。ワクチンが準備だとしたら万全だったはず、それでも感染した。罹患した。日常的なストレスもあったし、抵抗力も落ちていただろう。しかし。こうか、こうなのか。

 

そんな、1週間。