この歳でこの額で本当に申し訳ない思いで一杯だ。結局世の中理不尽で不公平で持続不可能だから、伸び代も期待値もない人間は、年齢も役割も立場もなく駄目を出される。
安心も充実も遠く、毎月赤い。SDGSとは、矛盾そして建前。
もはやこんなことにならないよう生きてほしいと願うばかりの彼らは、それはそれは泣けるほど良くできてて、それだけは諸手を上げる訳だが、いや、すまない。何もしてやれてなかった。それも違いない。
他人と比べるな、などと正しい生き方を指南していたりするがそのまやかし感。父親が定年後もまったくよく言うことがなかったが、それでも僕らはそれに支えられ一方では振り回された。今はその気持ちがわかる。より駄目な状況で、より困難な時代で。
この歳でこの額だとどんな生活になるか、誰も想像していない恐ろしさ。
自分の身は自分で守らなきゃいけない。期待してはいけない。それだけは確かだ。それだけは。
オミクロン、トラフという時代にさらにこの状況…平成で終えた人生ならどれだけ違ってたか。あの頃見えなかった未来はこうだったんだな、結局。