前日だいぶ残念なことがあり、心身重い朝。（「無駄に怒られ待ちぼうけ」の巻）
この世の9割は理不尽である。
その身体で朝から町内会最後の回覧と役員資料配布。ようやく乗れたのは午後4時近く。486から井原市内、313を北上する散歩走。
何の変哲もない3桁国道かも知れないが、高梁から北とはまた随分様子が違う。何と言えばいいか、これぞ日本の田舎そのものじゃないかと。生憎の曇り空だが、もっと崩れる予報だったからこれでもかなりよくなった方か。山々に霞む桜に目が自然と向く。
特に期待せずに走りに出たのだが、やはり自分も日本人なんだな（当たり前）。どんな天気でもどんな時間でも、桜は美しいのだ。
…帰宅しようと総社の土手を走っていたその時、事件は起こった。何かが落下した感触。或いは何か落下物に乗り上げたか？でも出発前、いつもタンクに付けているウエストバッグを外してきたから、何も付いてないはず。まさか。
バックミラーに何か映っている。後続車が停止した模様。なんと右のパニアが、落下していた。
停められるところで停め、狭い土手の上を走り、後続の車まで戻る。なんで？どうなった？まさか？
急停止してくれたクルマまで戻る。年配のご夫婦のよう。落ちたパニアを抱えて持ってきてくれた。そして、クルマにはぶつかってないから大丈夫、気を付けてと言ってくれた。奇跡じゃないか。妻曰く「悪運強すぎる」僕らしいが、取りあえず誰も何も被害はなさそうだ。
が、そうなるとなんで落ちたのか…。ここのところ着脱はしていない、開閉はよくするが、こんなことは初めてだし、衝撃なのか振動なのか劣化なのか…直接の原因が分からない…。
何とか帰宅したものの、また皆さんの知恵を借りるか…うーむ。
