あまりいい日じゃなかった。
上が150。月一通っているかかりつけで、通い始めて一番高い数値だった(と思う)。
心当たりはある。自覚もしていた。だから朝、「漢方」も飲んでいた。それでも。
明らかに不安が大きい。一昨日の「断った」件がトリガーになったのだろう。
それだけじゃない。問題は山積み。昨日は振休だった。にも関わらず。
でもこの土日、GSを店に持ち込まなければならない。車検なのだ。
先週もリレーの異常は再現しなかったから、その症状の確認と心身の回復。そして何よりこの2日間、おそろしく暖かいらしく、どんなに心身が不調でも乗らない手はない。それが自分だ、残念ながら。
東の海に行ってみよう。しばらく西か、やや北が多かった。寒くなると上がれないのに、暖かい今日なんか北でもいいのだが、自分を取り戻したかったのだろう。給油ついでに添加剤を入れ、R2に乗る。
やはり走れば、少しずつ楽になっている。そして、R2は渋滞。
笹沖、妹尾。帰宅後GPSログを見返してみても見事に赤い軌跡。
何とか抜けて、ブルーラインを快走。取り合えず一本松で休憩。
あんまりきれいじゃなかったんで、モノクロ。写せる場所があまりないような。
その後はさらに東へ。R250を走りたかったので備前ICで下りて、R250を東へ。
改めてこの道の良さ。以前夕立受山に来たことがあったが、それ以来。この、狭い日生のまちを走る感じが、いい意味で心にひっかかる。
思い起こせば、海沿いのまちに縁があった。玉島、西条、水俣、鹿児島。だから潮の香りや波の音の方が、身近で落ち着く。自然で自分の中にあるもの。そしてどのまちも共通する何かがある。細部が似ている感じ。玉野とか児島とか浅口もだ。
日生港から五味の市のある半島に折れ、一周してみる。並ぶ船、どこかお洒落な店も多い。開けているというか、お洒落というか。先に挙げたまちの寂れ感だけは、ないかもしれない。
「日帰り天然温泉星乃湯」も凝った外観。向こうには「備前♡日生大橋」。
何だろう、新しさと懐かしさが両方あるようだ。
その後「備前♡日生大橋」を渡って鹿久居島を少しだけ走る。停まって写せる場所が少なく、Uターンして戻ったのだが、また来よう。ここは県内最大の島らしく、道も一周してないので、手つかずの自然が残る島。何も調べずに来たので、俄然気になった。
もう一度、日生港辺り。
そして、R2まではR250を走ろうと決めていたので、備前ICから西進。
この道は30年前の思い出の道。若い頃、高校の陸上部仲間と毎年明けに、備前にあるSの住む社員寮で徹夜麻雀をした思い出の地。先日その頃の仲間のLINEグループが出来たことがきっかけで、近くに来たなら絶対走ろうと思ったのだ。
近づくだけで懐かしい、あの頃の感情。帰省した実家に夜、クルマを持った奴の迎えが来て、面子を拾って向かった備前の道。全員独身で、途中買い出しながら向かった道。下らない話と駅伝の中継を見ながら、何半荘打ったかもわからないことを昨日のように思い出す。
ひとりずつ家庭を持つようになって自然消滅したのか思い出せないが、時間と場所と麻雀牌があったから出来たあの頃。いい加減なルールでも、一生のうちで一番語り合った時間かも知れない。
牌は途中から寮に置いていたと思う。それが僕の親父の麻雀牌。最後に結婚したSに預けていたのだけど、平成30年のあの日、その麻雀牌ごと新築のS邸を豪雨が飲み込んでしまった。Sは無事だったものの、建てたばかりの家は…。そして、牌が泥に浸かってしまったと連絡をくれたS。そんなことどうだって…
急に、急にいろいろと蘇ってきて、もう今朝のようなしんどい自分ではなくなっていた。むしろ心がじんとしてたりして。だから後はR2で帰るだけ、のはずだった。なのに…
渋滞に次ぐ渋滞。長船、倉田、豊成~青江、西市。すっかり日も暮れ、帰省ラッシュかのような渋滞ぶり。減り気味のオイル、爆弾を抱えたリレー、そもそもストップアンドゴーの苦手なGS。新しくできたバイパスもまったく意味をなしていない。大福でK21へしびれを切らしたが、こっちはもっと酷かった。流れそのものよりも、そこへ接続する信号がまずい。合流を妨げる直進、なのに信号は時差も矢印もない。
感知式でない信号を増やしたり、どんなに道をつくっても何も解決しないなんてどういう芸当なんだ。
再度R2に合流し、K152に折れるがここでも…。結局最後まで渋滞が付いてまわり、utu.は忘れられたが、折角の思い出も流されてしまった140km(たったの)。それも5時間もかかってしまうという消耗走。やっぱりR2はR2だ…
全行程