今日は有休。
取れと言われて、あわてて期限までに連続申請。
それも思うようにならず。
でもまあ今日は休めた(休んだ)。
ふとつけたテレビ、BSでこんなのやってた。
…なんと素晴らしい。
2週間ほど滞在したと思う。
特異な自然の残る奄美を、写真家とレポーターが歩く。
映像を観て、心の底から癒される自分、
本当にリラックスしている自分に気づく。
大学で生物を専攻し、理科の教員免許も取ったのに、
就職氷河期に立ち向かう力など身に付けなかった自分は、
何かを「やりたいこと」と決めることからも
逃げていたのかもしれない。
(一切情報を得ようとしなかったな)
でもやっぱり、それが何十年も経って首をもたげてくる。
日頃、「人を動かす」なんて大それたことをやってる反動が、どどっと。
このままでいいのだろうかと。
その番組のあと地上波のNHKでは、出荷できなくなったピーマンを使った染物に挑戦している夫婦が。
…なんだろう、この感覚。
たくさんは作れない、唯一無二の自然の色。
手間暇かけて育てても売り物にならない、ある一定数の、そして売り物とまったく同質の生命。そこに再び価値を与える作業だった。もったいなさもさることながら、どんな色になるかという楽しみも同居する世界。
やっぱり自然に興味があるんだろうな、もともと。
それなのに自分とあまりにかけ離れた仕事を長年してしまったのか。
当時社会に需要はないと勝手に見切ってしまった自分。
(事実公務員か大学院の二択に近かったと思う)
旅も楽しかったあの頃。
本当にやりたかったこととは。
本当に生きたかった人生とは。
人生は手遅れの連続。
それでも違うと思う人生を生きるほど、命に余分はない。
ちゃんと生きよう。
あの人も、帰ってきたんだから。