コシトタニマトマルイスト

やっぱり旅に出たいCW/CD系会社員の、すべて独り言。

記録雑感2022

f:id:exmaruisu:20221015092913j:image

【記録雑感2022】

毎年恒例、アレの時期がやって参りました。
レギュラーシーズン終了後、新聞紙面(朝日)に掲載される「野球数字」を見ながら、つらつらだらだらと書くだけのアレ。
何と言ってもMLB大谷の15勝34発&投打のダブル規定到達と、村上(ヤ)の三冠王&56発の年だったが、細かく見ていくと…

ノーヒットノーランが1年間で5人。うち佐々木(ロ)は完全試合。まずは投高打低か
◎村上(ヤ)打撃三冠、青柳(神)投手三冠、山川(西)打撃二冠、山本(オ)は二年連続投手四冠。投高打低傾向にある一方独占傾向もあり、傑出度が高い
◎村上(ヤ)はさらに歴代2位の56本塁打、史上初の5打席連続本塁打。歴史を一挙に塗り替えにかかる。
◎投稿打低の証拠にセの3割打者は4人、パは2人に過ぎず、パに至っては20傑に.220未満さえ並ぶ、MLBに近い現象
◎セのチーム打率.240.~250台、パも.220~.250台と平均的に低い。阪神オリックスもチーム防御率2点台もあり、やはりここでも投高打低
◎ただヤクルト(174)、巨人(163)のチーム本塁打は過去と比較しても遜色ないが、ヤクルトの1/3は村上ひとり
◎中日のチーム本塁打数は62。村上ひとりと6本差
三冠王村上(ヤ)、三振もトップクラス。得点、打点、三振、四死球すべて三桁。こんな数字昭和(おそらく平成も)ではあり得なかった
◎岡林(中)の三塁打10は立派
◎山田(ヤ)はトリプルスリー時代からここ数年打率を落としているので復活を期待
◎吉田(オ)の安定度は凄まじい。5年連続で.320超
◎清宮(日)覚醒。89安打で18本塁打と粗いが、三冠王村上が3年前まで.230台だったことを考えると期待が持てる
◎セの本塁打数2位は岡本(巨)で30、1位と26本差。パは浅村(楽)で27、同じく1位と14本差。いずれも傑出度が高い
◎全体的に三振が多い傾向。そんな中宮崎(D)の35は明らかに少ない(パでは松本(日)42、吉田(オ)41)。かつて3桁三振は少なかったので、明らかに野球が変化した
◎巨人は岡本30、丸27、ポランコ24、中田24、ウォーカー23と、20発超えが5人並ぶ一方、パは本塁打20本台が全体で3人しかいない
 参考)20発クインテット
 https://baseballking.jp/ns/column/203002
 78年の広島(山本44、ギャレット40、ライトル33、衣笠30、水谷25)、84年の中日(宇野37、谷沢34、モッカ31、大島30、田尾20)の印象が個人的には強い。

◎パの投手では山本(オ)、千賀(ソ)が防御率1点台とハイレベル。山本は去年と同じような数字を残してのタイトル独占。
◎投手では各チーム高いホールドを持つ投手が複数いて、日本ハムを除く全チームに20~30セーブの切り札がいる近年の傾向通り

全体でも個々でも投手の進化が見られた中で、あまりに突出した村上の打撃が印象的な一年。大谷の今後も含め、また時代が変わる様を見られる期待と恐ろしさ。同時に、あまりに傑出した成績を20年続けた王(巨)のような存在はまた別格かとも、現段階では思えてならない。

#プロ野球 #記録 #数字