コシトタニマトマルイスト

やっぱり旅に出たいCW/CD系会社員の、すべて独り言。

山の天気と秋の空

あ~忙しい忙しい。

この日記の更新もしばらくぶり。11/3、4と仕事だったしハードな毎日が続いた。バッテリーだけは上がらないようにと、何とか2週間に一回は「乗っていた」が、「走れて」はいない。そこで。その4日の予定だった恒例のツーリングがこの日曜にあった。前回は4/15(http://mixi.jp/view_diary.pl?id=410065855&owner_id=8733981)。相変わらずのバラバラメンバー&車種だが、今回新たにSDR200さんが参加。実は前日Route30で偶然会ったのだが、そのときはアプリリアRS250だった。お互い少々寒さ対策でも…と立ち寄ったわけだが、いろいろ話すうち「ま、だいじょうぶでしょ」とほとんど買わずに出たのだった。ちなみにライディングシューズやON用グローブ等企んでいた私は、インナーグローブとして「ゴアウインドストッパー」だけ購入。

代休を金曜に当て3連休。土曜は快晴のぽかぽか陽気で、まともな装備では暑いかもと思わせる気候だったが、これが大間違い。よけい残念感を高める要因となった。

さて当日。数日前の週間天気予報は大きく外れ、今日に限って県北周辺は50%。県南は持ちこたえそうだが、今日の目的地は帝釈峡。ある程度緯度を上げると、やばそうだ。しかもここ何回か、バッテリー対策での小走り中、ほとんど雨に遭い止むなくUターンというのが続いている。「気をつけよう、山の天気と秋の空」

少し肌寒いものの秋晴れの中、待ち合わせ場所に着いた。みなさん、軽装だなぁ。まあファッション性の高い機種が多いとはいえ、SDRさんなんか近所にタバコを買いにいくかのような服装(に、見えた)。それでも、昨日のRS共々よく手入れがなされ極上のマシンだ。美しい。ちなみに今回私は、オフスタイルはやめてGパンにレザースニーカー、ウインタージャケットを着込み、キャリアにはレインセットとオーバーパンツ、タンクバッグにはフェイスマスクや昨日買ったインナーグローブを仕込んだ。これで気温と天気の変化には対応が効く、はずである。

帝釈峡を目指すとはいえ、月並みな国道を走るのもどうかということで、今回は少々マニアックなルーティングとした。まずはしばらく先導することに。R2バイパスを西へ走り。玉島ICから美袋線に入り真備でR486へ折れる。家内の実家に近いこともあり、よく通る道だ。なおもK35へ入り成羽へ向かう。天気もいいし、田舎ワインディングも楽しいもんだ。工事の迂回も苦にならない。岡山の皆さん、ぜひとも県道重視で行きましょう!

秋色が続く田舎道をしばらく走ると、R313は成羽に出た。この国道、高梁以北とはまるでイメージの違う道。この辺りは閉塞感があって、陰のイメージ。いったん休憩する。おっ? いるいる、どこに行くのかバイク達。ここまでは天気もいいので、K33で再び北上することにした。

山深い吹屋街道を走る。やっぱり県道はいい。交通量も少なく、狭くくねってはいるが快走だ。途中地元の村祭りを抜けつつ、さらにK50へ。先月小走りで備中町辺りを走ったが、奇妙な土地に勘を狂わされた覚えがあったがあの付近だ。ま、とにかく新鮮。この県道率、意外と初めてかも。

そうこうするうち、R182へ出た。道の駅東城へ。が、あまりに人が多く気持~ち雲が出てきているので、昼食は後にして帝釈峡へ急ぐことにした。今度はK25だ。むむむむ。空が怪しいと思う前に、とうとう降り始めた。ここまでの行程とは打って変わって「紅葉渋滞」は始まるし、雨風で寒くテンションも激落ち。とうとうこれ以上行くと濡れすぎるとの判断で、駐車場から引き返すことにした。とりあえずさっきの道の駅へ、急げ急げ。

道の駅へ着くと、今度は晴れ。もー、なんだかなぁ。ちょうど境目をうろついてんのかな、今日は。1時前ということもあり、隣の中華料理屋へ入る。おそろしくコシのないラーメンを注文。そして店を出ると、また雨。とうとう追いついてきたか。休憩したり雨宿りしたりで、出るに出られない。一旦は諦めて時間は早いがR182を福山に降りて、時間があるようなら海沿いでも走ろうと決めたのだが、2度目の給油をしているうちにまた晴れて来て今度は遠くの空まで青く抜けてきた。これなら行けるでしょう!

そう思ったら早い。昨日満タンにした我がアフリカ号は未だ無給油。ま、ハーレーの7リッターはあまりに小さいが。R182を新見へと向かった。しかし。確信に近い期待はもろくも崩れ、三連水車で本降りに。読みまで外れたツーリング。雨宿りと相成った。

そそくさとフル・レインスタイルになった自分はどうってことないが、軽装の皆さんは真剣に困っている。いやよほど全域0%でない限り、山沿いだし秋だし寒いときの防寒にもなるレインウェア(無論グローブ・ブーツカバーの類いも含む)は必需品と思う。3ヶ月前に2000kmを走った自分と本当にその辺しか走らない参加者との違いだ。ほんの少し雨脚が弱まったところで、出発。みんなのきれいなバイクは濡れ、Gパン・ブーツは重く冷たそう。見ているだけで萎えてくるウェアリングだ。

高梁に近づいた頃、SDRさんのチェンジペダルのリンクが外れて落っこちた。幸い大事には至らなかったが、結構驚いた。それにしても降り続ける。いくらか弱まってはいるが、これじゃ休むに休めない。完全装備の自分はあまりの眠気に耐えきれず、とうとうコンビニ休憩。もうでも高梁だ。時間は4時過ぎ。距離も200といったところ。ちょっと物足りないかな?

結局そのままR180を南下し、自分は美袋線へ折れてみんなと別れた。もうひと走りしようかとも考えたが、家に帰ると250km、6時近くでほとんど真っ暗だった。明日も仕事だし、たまには早く帰るのもありだ。晴れ、雨、晴れ、雨と不安定を絵に描いたようなツーリングで、紅葉を満喫というわけには行かなかった。それでもたまの集団走と県道の良さを再認識した1日。次回は春かな? それまでにも出来るだけ走るぞー

「気をつけよう 山の天気と 秋の空」

↓写真はコチラ
http://mixi.jp/view_album.pl?id=7364111