コシトタニマトマルイスト

やっぱり旅に出たいCW/CD系会社員の、すべて独り言。

ジェベル登場

先週の話になるが、アフリカ号が引き取られていった。
最後の雄姿を収める。うーっむ、感慨深い。

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地域の祭りでおみこしが通り過ぎる中、トラックの荷台に積まれ、家族全員で名残惜しく見送っていると、祭りのお菓子を配られると言う有様だったが、最後の日にふさわしい儀式となった。

さて7号機となるのは、初のスズキ車ジェベルである。

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某RBにて色々検討した結果。
2000年式のそいつはほとんど使われていないかのような各部であった。

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さすがに中古車を見る目も少々厳しくなったつもりだが、これは上物。ほぼ新車のようだ。前オーナーがあんこを抜いていたところを中古のノーマルシートにしてもらい、外されていたキャリアとRディスクガードも付けてもらった。

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キャリアの代わりに付いていたラフロのRバッグは今後の課題。オフを走っていない割にはレンサルのハンドルとリアのD603が疑問。山はまだあるが、放置のせいかクラックも目立つ。ま、いいか。

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デジタルメーターは当たり前か。自身TT、レイドと3回目。


さて、昨日。
何しろ初乗りなので少々手間取った。どこをどう走ろうか、天気も変。晴れるようだが、雲が多く肌寒い。まずはセルを回してガソリンを入れにGSを目指す。
んーこんなもんか…。想像以上のギャップだ。排ガス規制もあろう。アフリカの感触ももちろん大きい。だがちょっとマイルドすぎやしないか。まあ今日は目いっぱい走ってとにかく感触を肌に植えつけよう。
17リットルの標準ビッグタンクを満たし、土手を越えR180まで全開にしてみる。軽さとトルクの無さ。しかし状態の良さ、年式の新しさから来る各部のスムーズさ、挙動の自然さ、操作の確実さ。10年前のモデルとはいえ、20年前の物に乗っていた身からすると天と地ほどの差がある。

道の駅かように着いた。

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軽さもあろうが、ブレーキは申し分ない。これもアフリカ比。トルクフルではないが、回せば回る。以前の油冷DRとも違う。ただこのまったく荒々しくない感じ、時代かなあ。数馬力劣ったかつてのXLRの方が「荒い」感じがしなくもない。

林道に入ってみる。

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R484から畑ヶ鳴林道へ。以前ハーレー使いのA氏初林道のお供にアフリカで走ったときには結構気を遣った、狭いが分岐もそこそこなルート。

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でも本線はゲートがかかっていて、早々に下った。前が605で後ろが603、圧もそのままに侵入したのもあり食いつかない。しかし軽くスムーズなのですいすい走れてしまう。…巨象での苦労を思うと拍子抜け。そらそうだ。今日はGパンにスニーカーだし、次を目指す。

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あ、もう新車じゃなくなった(当然)。

R429を北上し、K30を北上。途中河原を走ったりしながら、R313に合流。K84、R181と高度を上げ、またしてもメルヘンの里へ。

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うう、寒い。今日は一日晴れ間が無く時折風も冷たく、装備がやや弱かった。気温は20度を越えることなく推移。インナーグローブをしただけで、さらにK58を上がる。

野土路トンネルそばの広場で土遊び。

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ん? 向こうから似たようなオフローダーだ。遠かったので会釈をして離れていった。

風の家向かいの弁当屋で休憩。
と、思ったらさっきの人。なんだ同じジェベル乗りじゃないか。97モデルのその人、鳥取側から来たらしい。自分よりさらに長身のその方は獣道に入るため、これでもやや大きく感じると言う。でもビッグオフにも興味があるよう。でも一番は、何よりオフ人口の少なさを二人で嘆いたのだった。

思わぬ出会いと無計画さでとっぷりと日が暮れてしまい、あわてて国道を下るもほとんどナイトラン。ビッグライトとはいえこれは疲れた。結局300km弱を走って帰宅したのが7時過ぎ。

その晩は、全身を襲う疲労と筋肉痛で、、、。
そうそう、体力のあった若い頃でさえこんなだったっけ。言っても250シングルだ。750ツインでやるようなことをやっては。。。
ま、それでもかなりカンは戻ってきたようで、後は装備と計画でだいぶ面白い道具になりそうだ。しばらくはどこをどうするか見極める時間にして、こいつのポテンシャルを知ることにしよう。

そんなジェベル初日。