何年乗ってんだよ俺は…またしてもびびりU、急坂ひやりの巻。
例によってGWなんだが、例によって計画性のなさと諸事情で、例によって宿題走である。
目指すは奥津湖とその西辺り、ツーリングマップルのおすすめルートを潰す宿題の続き。当然5年前ならGWでなくても旅に出た訳で。
一応昨日仕事の本を読了し、町内会の文書を済ませておいた。
昨日の荒れた天気が嘘のよう、そしてしばらく晴れる。少しひんやり感があったから、上下コミネ(アドベンチャー的な)で正解。取り敢えず429を北にひたすら。昔ほどバイク多くない感じ、いるとこにはいるんだろうけど。
奥津湖に着いたのは15時前。ラーメン食べたかったんだが、残念ながら閉店直後(前雨に降られたときも)。やっと来れてもいつもこう…。しかたなくパンとソフトクリームでランチ兼おやつ。
とにかく今日は最高の天気。風も気持ちよく、緑と青を堪能するなら今しかない。生産性無くても、他人に置いていかれようともこれだけは譲れん。バイクも何台かいたが、以前よりソロや野宿屋が減った気がする(河原やYouTube上にはキャンパーだらけだが…)。
そしてK56を西へ。お、富村(鏡野町)!よく来たなあ、アフリカツイン時代に。走れる林道がこのエリアに多かったからだけど、今思えば若かったし怖いものなかった。それにしても快走快走。気持ち良すぎる。
しばらく走ると富の中心地らしきところに唐突に現れるこの建物。富振興センター。あまりにとんがってる。
しかも真裏には旧森江家住宅(重要文化財)。このギャップ、しかも移築しているからまわりに似た家もない。やっぱり唐突。
さらにK65に合流し北上(こっちがおすすめルート)。のとろ温泉天空の湯、のとろ原キャンプ場あたりまでは快走そのもの。が、問題はその先だった、その先。
改めて地図を見ると、「上杉越」とあり「峠部分狭い」の注釈、冬期閉鎖のバツマーク。とにかく急に狭まったと思った途端、急な勾配と急カーブ(ヘアピン)、そしてそんな時に限ってこの山の中で上から2台の車。勢い付けて上がろうとして右に膨らんだ瞬間クルマが下りてきて(繰り返すが急勾配汗)、万事休す。
◎その地点がこの先。結構4輪2輪下りてきてたから安心してた&交通量。ストリートビューも断続的。この先もかなりくねる。
◎その地点。を逆から見たところ。まさにここのヘアピンを上がる瞬間右に膨らみ対向車が来た…要するに下手。
◎引き返したGPSの軌跡
運良く前から来た車が冷静に止まってくれて、僕は右側に避け何とか踏ん張って止まっている状態(狭い急勾配急カーブ)。クルマの方は切り返し切り返して僕を何とか避け、下りていった。後続車も。(ドライバーの方、本当にありがとうございました。)
しかも視線の先にはさらに勾配のある坂とヘアピンが続き…ダメだ。あの先対向車次第では間違いなく転倒、もしくは仁王立ちになる…帰ろう。
そんなわけで冷や汗、心臓バクバクな具合で何とか方向転換、来た道を下りた。
そして腑抜けになった瞬間の一枚。
帰りは順調。ふと川の向こう岸に神社。この山深い、しかも道、いや川の向こうにわざわざの神社。地味だがこれも本当にすごいと思う。云われがあるのだろう、きっと。そして今度は来た道を戻らず、K65をそのまま南下。久世を目指す。遠くに来た感じもあるが、久世と言うと以外に近く感じる。そこまで下りてきたか感。
久世に出ると急に街感。そして落合、有漢、高梁と下りる。意外と210kmほどしか走ってない。
何年乗っても下手なまま。やっぱり自分には大きすぎるんだ、1150GSは。林道用に当時使ってた大きめの地図見ると、奥津~富エリアはかなり林道のマーカーしてある。走ってたんだなあ…
そこ行くと舗装路で断念なんて情けない泣