まだこんな目に遭わされるのかー。
半年前から携わっている件、
ぼんやりした初動だったものが、
ここ数ヶ月で状況が一変。
ようやく明確なオリエンが出て、
実質一から検討することになったのが先週の話。
もう一度話を聞き考え直し書いた。
コンセプトを整理し共有した。
何しろ自分には縁の深い場所の仕事。
このメンバーで自分の感覚が間違っていては、
未来など語れるはずがない。
そうして幾つか絞り込んだコピーを基に…
というところで状況がねじれだす。
立場が上のAD、立場が上の営業が加わる。
上がって来たラフは、
ネットで拾った他所のクリエイティブに文字を配置したもの。
コピーは勝手に変えられ、
見出した三つの方向性も守られていなかった。
ビジュアルの雰囲気も考えていたものの真逆で、
クライアントに聞いたキーワードがどこにあるのか聞いても、
「これで問題ない」。
自分はCDだと聞いていたが、
コンセプトもコピーもこれほど意味がないのか。
これを発注するのに何ていうのか、という問いには
「これに親しみを足してと言えば済む話」…。
親しみ…ってそこに画があるのに、
画では表現していないそんなに振り幅がある「感覚」を、
たった一言で発注するなんて、
この時間のない中。
言葉がなかった。
こっちは少ない手がかりから言葉や空気や風景を手で書き
一から近づいて行ってるのに、
ああも適当で後は発注の一言か。
誰が何の責任を取り、どうより良くしていくのか。
そんなこと考えている自分だけ、
そこにいるべきでなかった。
これまでプレゼンして来たのは自分だが、
この状況に混乱している。
コミュニケーションってこんなにも成り立たないのか。
でもこれを地方だ何だって言うのは、
きっと言い訳だ。
これが通るなら、確かにCDもコピーライターも要らないだろう。営業的には
でも自分は、もっと良くしたい。
広い広い意味で、良くしたい。
志を同じくする人は、
まだ遠い。