大仕事を終えて、ほっとしたのか心身共に重たくなって来た。
とりあえずとれてなかった代休を月曜に当てて休むことに。
それでもその段取りをして帰ったら、夜遅かった。
土日は寒波の影響で寒く、子どもたちも外出できなかったよう。
ふたりとも、長く風邪っぽいのが気になってたのだが。
毎日の疲れがおとな二人に出るのも無理なかった。
お風呂に入れて、一緒に寝て、朝から遊んで、ごはん食べさせて、トイレ行って、おむつ換えて…。
一緒にDVDを見てたら、寝てしまっていた。
ひとりで娘が、絵本をとなりで読んでた。
ささいなことが、あった。
まあいいか、無理もない。
どっちも疲れてたんだ。
そんななか、上の子に異変が。
実家から帰って来たとき、少し風邪がひどくなった?と思ったが、ひどく咳き込み始めた。
ぜんそく?
発作?
治療薬をもらって来てたと聞いたが?
さっき飲ませたシロップは良かったのか?
先日買った空気清浄機は?
結局、ほとんど朝まで。
精神的なものもあると聞いた。
安心させるようにと。
ずっと手を握り、耳を触らせ、俺の枕に乗せ、一番狭い空間で体を折り曲げて横になる俺。
腰が痛い。
だっこしてソファーに行ったり、お茶をあげたり。
何度も、何度も、一晩中。
少しでも眠っておくれ。
1秒でも夢をみておくれ。
一緒に見た、ウルトラマンの夢を。
一緒に遊んだ、上海の夢を。
爪も唇もいい色だ。
何なんだろう。
軽い喘息なんだろうか。
呼吸は大丈夫そう。
緊急を要する瞬間はまだ、こない。
時々眠れている。
気付くと夜が明けていた。
とりあえず出社する。
ちいさな体と、ちいさな心に、いろんなものを背負い込んだか。
いやきっとそうだ。
心配する声を嫌がり、だっこをせがむ。
そうだ、まだ4歳だ。
疲れで俺の体にも変調が出ているが、そんなことは関係ない。
ごめんね。
早くよくなってね。
そしてまたいっしょに、遊ぼう。
すっと。